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外国人留学生インターンシップで開ける「海外への扉」 中小企業の新たな可能性 | 株式会社ソレイユ財産管理

外国人留学生インターンシップで開ける「海外への扉」
中小企業の新たな可能性

なぜ今、外国人留学生との協働が注目されるのか

人口減少と労働力不足が深刻化する中、多くの中小企業が外国人雇用を検討しています。しかし、いきなり正社員として外国人を雇用することに不安を感じる経営者も少なくありません。そんな中、外国人留学生のインターンシップという選択肢が、企業と外国人材の双方にとって価値ある第一歩となっています。

実例から見る外国人留学生の力

信越の会社で起きた「距離感の革命」

私たちのお客様である信越地方の会社に、九州の大学からインターンシップの学生が来ています。彼らはインドネシアとモンゴルからの留学生で、マーケティングを専攻しています。

彼らの任務は、夏期のアルバイトとして、海外向けのホームページとSNSの立ち上げ・運用を通じたインバウンド集客でした。最初は「本当にできるのだろうか」と心配していた私たちでしたが、その不安は杞憂に終わりました。

世界は思っているより近い

外国人留学生と一緒に仕事をしていると、「距離」の感覚が根本的に変わります。インドネシアから九州に来ている学生にとって、九州と信越の距離は大した問題ではありません。世界各国の留学生と友達の交流をしている彼らにとって、自国も友達のいる他国も、SNSで毎日つながっている日常なのです。

海外で信越の会社のホームページを立ち上げ、信越のエリア情報をSNSと併せて拡散していくことは、学生たちにとって日常の延長線上の作業でした。毎日楽しそうに仕事を進める学生たちを見て、距離を感じていたのは、留学生たちの仕事を見守る私や周りの日本人だけだったことに気づきました。

人脈こそが最強のビジネスツール

私たちが新規販路や取引先を開拓する際、今も昔も人脈が最も大切なルートです。ネットだけで完結する取引は、まだまだ限定的でしょう。

現在、前述の海外留学生チームを率いているのは、わが社のバングラデシュ人社員です。外国人との交流は、私たちの距離感を一挙に縮めてくれます。海外が身近に感じられるようになるのです。

長野から見える世界

私は長野県長野市生まれで、ずっと地元で働きながら首都圏を見つめ、時には首都圏で働いた経験もあります。しかし、この2年ほどで山に囲まれた長野盆地の向こう側に海外が見えるようになってきました。

外国人から見ると、長野は「Near Tokyo」です。外国人には長野県と新潟県の区別もなく、みな「Near Tokyo」なのです。この視点の変化こそが、外国人留学生インターンシップがもたらす最大の価値の一つかもしれません。

中小企業にとってのインターンシップのメリット

1. リスクの少ない外国人材との接点

正社員雇用と比べて、インターンシップは期間限定で責任も限定的です。「外国人と働くとはどういうことか」を実際に体験できる貴重な機会となります。

2. 新鮮な視点とアイデア

日本人では思いつかない発想や、母国での事業展開の知識を持っている学生が多くいます。既存事業の見直しや新規事業のヒントを得られる可能性があります。

3. 海外展開への足がかり

学生の母国や友人ネットワークを通じて、海外市場の情報収集や実際の事業展開の可能性を探ることができます。

4. 若い労働力の確保

人手不足に悩む企業にとって、意欲的な若い労働力を確保できるのは大きなメリットです。

5. 社内の国際化促進

既存の日本人社員にとっても、異文化理解や語学学習のモチベーション向上につながります。

海外展開を考える時代の到来

人口減少社会の中で、私たちは自社の商品やサービスを海外で展開し、ソフトウェア開発等で海外の取引先と仕事をすることも考えなければならない局面に差し掛かっています。

最も安価で納得性の高いマーケティング手法

皆さんの商品が、サービスが海外ではどんなやり方で売られているのか、どんな事業展開がされているのか。この情報収集において、最も安価で納得性の高いマーケティング手法は「人脈」でスタートすることです。

外国人留学生とのインターンシップは、この人脈づくりの第一歩として、非常に有効な手段となります。

成功のポイント

1. 明確な目標設定

単なる労働力としてではなく、「何を学んでもらい、会社として何を得たいのか」を明確にしましょう。

2. コミュニケーション環境の整備

Google翻訳などのツールを積極的に活用し、言語の壁を下げる工夫が必要です。

3. 文化的差異への理解

宗教的配慮や食事制限など、基本的な文化的差異について事前に理解しておくことが重要です。

4. 双方向の学習機会

学生から学ぶ姿勢を持ち、同時に日本のビジネス文化や技術も伝える双方向の関係を築きましょう。

外国人留学生インターンシップの法的知識

「海外留学生のインターンシップを受け入れる上で、以下の法律知識が必要です。

1. 在留資格「留学」での就労制限

• 週28時間以内の就労制限(資格外活動許可取得時)
• 風俗営業関連業務は禁止
• 長期休暇中(夏休み等)は1日8時間、週40時間まで可能

2. 資格外活動許可の確認

• 入管での許可証の取得確認が必須
• 許可証のコピーを保管
• 許可なしでの就労は違法行為

3. 労働基準法の適用

• 日本人学生と同様の労働条件適用
• 最低賃金の遵守
• 労働時間、休憩時間の管理

4. 税務関係

• 源泉徴収の実施
• 年末調整対象(1年以上滞在予定の場合)
• 住民税の課税対象

5. 保険関係

• 労災保険の適用
• 雇用保険(週20時間以上かつ31日以上雇用の場合)
• 社会保険(条件を満たす場合)

6. その他の注意点

• パスポート、在留カードの確認
• 在留期間の管理
• 就労場所の制限確認

まとめ:小さな一歩が大きな変化を生む

外国人留学生のインターンシップは、ほんの少しの法律知識とGoogle翻訳を使う知識があれば実現できます。この小さな一歩が、あなたの会社と海外を近づける大きなチャレンジの始まりとなるでしょう。

山に囲まれた信越の企業でも、世界とつながる可能性は無限に広がっています。外国人留学生とのインターンシップを通じて、新しい視点と可能性を発見してみませんか。
海外留学生の雇用にあたってのご相談や、インターンシップ制度の導入についてお手伝いできることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの会社の海外展開への第一歩を、一緒に踏み出しましょう。


事例、人物、企業等の設定はフィクションです。

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